フィビヒ
①交響詩「オテロ」
②交響詩「ザーボイ、スラヴィオとルジェイク」
③交響詩「トマンと森の精」
④交響詩「嵐」
⑤交響詩「春」
演奏: チェコ・ナショナル交響楽団/マレク・シュティレツ(指揮)
最近、フィビヒに関心があって、2つの交響曲に次いで、これを買って聴いてみる。スメタナやドヴォルザークよりやや若いが、あまり民族性を感じない作風ではある。ドイツ的なかっちりした響きがまずあって、時折民族的なものが顔を出すといったところか。①のトランペットのファンファーレはすごく恰好いい。帯の解説にはスメタナの「高い城」への引用やドヴォルザークを彷彿とさせるとか書いてあるのが、引用の方はともかく、彼らよりはクセはないように感じてしまう。もちろん、同時代にあって、互いに触発されることは十分あることは理解する。これは実際聴いての最初の自分なりの感想である。