【収録情報】
・ワーグナー:『パルジファル』全曲
シャーンドル・コーンヤ(パルジファル:テノール)
リタ・ゴール(クンドリー:ソプラノ)
ボリス・クリストフ(グルネマンツ:バス)
グスタフ・ナイトリンガー(アンフォルタス:バリトン)
ゲオルク・シュテルン(クリングゾル:バス)
シルヴィオ・マイオニカ(ティトゥレル:バス)
モンセラート・カバリエ(花園の乙女:ソプラノ)、他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
録音時期:1960年5月2日
録音場所:ミラノ、スカラ座
録音方式:モノラル(ライヴ)
・ワーグナー:『パルジファル』全曲
シャーンドル・コーンヤ(パルジファル:テノール)
リタ・ゴール(クンドリー:ソプラノ)
ボリス・クリストフ(グルネマンツ:バス)
グスタフ・ナイトリンガー(アンフォルタス:バリトン)
ゲオルク・シュテルン(クリングゾル:バス)
シルヴィオ・マイオニカ(ティトゥレル:バス)
モンセラート・カバリエ(花園の乙女:ソプラノ)、他
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
アンドレ・クリュイタンス(指揮)
録音時期:1960年5月2日
録音場所:ミラノ、スカラ座
録音方式:モノラル(ライヴ)
いろいろと店舗内を探してみると思わぬものにでくわす。これもそんな一つ。クリュイタンスがスカラ座に客演して、ワーグナーの「パルジファル」を指揮した実況録音が存在していたとは。
この指揮者はフランス音楽やロシア音楽は有名だったが、ドイツ音楽も得意にしていて、ベートーヴェンの交響曲全集なんかはステレオ初期の代表格だった。また、バイロイトにも出向きワーグナーを指揮していたのも文献的には知っていた。彼のワーグナーの一端を聴けるのはありがたい。
これはどうもイタリアの放送局が実況したものが残存していたようである。幕の始めと終わりに女性アナウンサーの声が入る。イタリア語なのでよく理解できないが、出演者を読みあげているようだ。NHKなんかがラジオでオペラ中継した時に入るアナウンスみたいなものだろう。
モノラルながら、鑑賞には問題ない。時折、テープ劣化による音の歪みはあるが、飛んだりするこはない。指揮者もオケもラテン系というのが面白いが、明晰なワーグナーという感じではある。ドロドロしたところがあまりない。2年後の有名なクナッパーツブッシュによるバイロイトのライヴは鉛を抱えたように重い感じがするが、こちらはスカッとした演奏だ。