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Channel: 趣味の部屋
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吹奏楽の軌跡~歴史と名演Vol.8

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特典盤 明治・大正の吹奏楽〜まぼろしの日本初録音盤〜
  1. 箏曲「六段の上」
    陸軍戸山学校軍楽隊 推定1903年録音
  2. 箏曲「六段の下」
    陸軍戸山学校軍楽隊 推定1903年録音
  3. 長唄「越後獅子」
    海軍軍楽隊       推定1903年録音
  4. 行進曲「若しも月が輝くならば」
    M.アーバックル
    海軍軍楽隊       推定1903年録音
  5. 端唄「紀伊の国」
    陸軍戸山学校軍楽隊 推定1903年録音
  6. 長唄「ひなづる三番叟廻る日は」
    陸軍戸山学校軍楽隊 推定1903年録音
  7. 歌劇「リゴレット」より
    G.ヴェルディ
    陸軍第四師団軍楽隊 大正時代録音
 これは、初期の軍楽隊の記録である。蝋管による録音で音は極めて貧弱である。演奏もどこか怪しげではある。この中で海軍軍楽隊による「越後獅子」は確か我が家にSP盤があった。鷲のマークの付いた「ニッポノフォン」というレーベルだった。この音楽を洋楽器でやると、プッチーニの「蝶々夫人」の一節のように聴こえてしまう。
 
 最後の陸軍第四師団軍楽隊は今の大阪市音楽団の前身である。大正時代にもなると演奏もしっかりしてきている。好みを言わせてもらえば、海軍軍楽隊が「軍艦行進曲」や「太平洋行進曲」の演奏も入れて欲しかった。昭和に入るとかなりの技量になっている。というのもビクター・レコードに藤原義江と四谷歌子が歌う「太平洋行進曲」のバックを海軍軍楽隊が務めた録音がある。たいへん演奏水準の高いものであった。

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