グノー:
・聖チェチーリア荘厳ミサ曲
ピラール・ローレンガー(ソプラノ)
ハインツ・ホッペ(テノール)
フランツ・クラス(バス)
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(オルガン)
ルネ・デュクロ合唱団
パリ音楽院管弦楽団
ジャン=クロード・アルトマン(指揮)
録音時期:1963年6月
・小交響曲(9つの管楽器のための)
ハレ管弦楽団
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)
録音時期:1958年9月
・聖チェチーリア荘厳ミサ曲
ピラール・ローレンガー(ソプラノ)
ハインツ・ホッペ(テノール)
フランツ・クラス(バス)
アンリエット・ピュイグ=ロジェ(オルガン)
ルネ・デュクロ合唱団
パリ音楽院管弦楽団
ジャン=クロード・アルトマン(指揮)
録音時期:1963年6月
・小交響曲(9つの管楽器のための)
ハレ管弦楽団
サー・ジョン・バルビローリ(指揮)
録音時期:1958年9月
最近、再リリースされたグノーのアルバム。EMIレーベルやPYEレーベルで出ていたものが、業界の編成でワーナーに変わったものの一つで、やはりその面で複雑な思いで手にした1枚であった。
メインの宗教曲は、聖チェチーリア(=St.Cecil)の名があるのが目を惹く。この聖人は音楽の守護聖人として知られる。現にイタリアではこの聖人の名を冠にした音楽院も存在する。多分、この聖人に感謝し、称えるための宗教曲を書こうと発念したのであろう。極めて静謐で、聴くと心落ち着く心地になる。ここでは、最後に「ドミネ・サルヴム」が追加された形で演奏される。これだけは別の機会に作られたもののようで、これを加えた楽譜も出版されているらしく、この形式でも多く演奏されるらしい。指揮者のジャン=クロード・アルトマンはあまりよく知らない人だった。1929年生まれ、1993年に亡くなっている。
もう一つは、以前オーケストラの仲間が一部ではあるが、演奏しているのを聴いて、なかなか洒落た音楽だなと思った作品だ。木管セクション(ホルンも含む)のためのもので、もっと演奏されていい作品と思う。