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Channel: 趣味の部屋
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ティーレマン&SKDによるブルックナー:交響曲第8番

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【曲目】
ブルックナー:
交響曲第8番ハ短調WAB.108(ハース版)

【演奏】
クリスティアン・ティーレマン(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン

【収録】
2012年6月10日 ゼンパーオーパー、ドレスデン(ライヴ)
 
 ドレスデンの古いオペラ・ハウスで根を下ろした感じがする。第7番に続き第8番のコンサートの模様が映像ソフトとしてリリースされた鑑賞してみる。販売元の説明ではSACDやLPとして、既に発売されているものらしい。しかし、その説明と実際のリーフレットとは時期が異なるようだ。一応、添付の英文リーフレットに従い、収録年月日を記した。
 
 さて、ティーレマンはブルックナーに大いに共感しているようで、安定した演奏を展開してくれる。それは第7番と同じ。ただ、第2楽章スケルツォで強弱をはっきりつけすぎる箇所があって、そこがわざとらしく感じられ、自分には違和感を覚えた。テンポが安定しているのはいい。
 
 この古いオーケストラも国際化が進んでいるのか、東洋人のヴァイオリン奏者がいたりする。また、ホルン奏者で耳にピアスをする今様の風貌の奏者もいる。共産党政権時代とはずいぶんと違う雰囲気ではある。当時は金管奏者でも結構な年配の人が多くいた。この2012年当時で分裂国家時代にいた人はどれだけいたのだろうか。映像で鑑賞するとふとそういった余計なことを思ってしまう。
 
 

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