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フリッツ・ライナーのR,シュトラウスBOX

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ライナーのR.シュトラウス録音集成
『フリッツ・ライナー・コンダクツ・R・シュトラウス~コンプリートRCA & コロンビア・レコーディングス』

【曲目】
<Disc1>
『交響詩「ドン・ファン」Op.20』
ピッツバーグ交響楽団(録音:1941年1月9日)
『交響詩「ドン・キホーテ」Op.35』
グレゴール・ピアティゴルスキー(Vc), ピッツバーグ交響楽団(録音:1941年11月15日)
『楽劇「サロメ」よりフィナーレ「ああ!私にキスさせてくれなかったわね」』
リューバ・ヴェリッチュ(Sp), メトロポリタン歌劇場管弦楽団(録音:1949年3月14日)

<Disc2>
『交響詩「英雄の生涯」Op.40』
ピッツバーグ交響楽団(録音:1947年11月10日)
『組曲「町人貴族」Op.60』
ピッツバーグ交響楽団(録音:1946年2月4日)

<Disc3>
『交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28』
RCAビクター交響楽団(録音:1950年9月20日)
『交響詩「死と変容」Op.24』
RCAビクター交響楽団(録音:1950年9月27日)
『歌劇「ばらの騎士」より 第2幕~銀のばらの献呈「気高くも美しき花嫁に」第3幕~フィナーレ「夢なのでしょう・・・本当ではないのでしょうか」』
リーゼ・スティーヴンス(Ms/オクタヴィアン),エルナ・ベルガー(Sp/ゾフィー) RCAビクター交響楽団(録音:1951年)

<Disc4>
『交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30』
シカゴ交響楽団(録音:1954年3月8日)
『楽劇「サロメ」より「7枚のヴェールの踊り」』~インゲ・ボルク(Sp), シカゴ交響楽団(録音:1954年3月6日&1955年12月10日),

<Disc5>
『「英雄の生涯」Op.40』
シカゴ交響楽団(録音:1954年3月6日)
『交響詩「ドン・ファン」Op.20』
シカゴ交響楽団(録音:1954年12月6日)

<Disc6>
『楽劇「エレクトラ」より エレクトラのモノローグ「ひとりだ!たったひとりだ!」、エレクトラとオレストの再会「何をお望みなの、見知らぬ人よ」、フィナーレ「エレクトラ!ねえさん!」』
インゲ・ボルク(Sp/エレクトラ), パウル・シェフラー(Br/オレスト),フランセス・イーンド(Sp/クリソテミス), シカゴ交響楽団(録音:1956年4月16日)

<Disc7>
『組曲「町人貴族」Op.60』
シカゴ交響楽団(録音:1956年4月17日)
『楽劇「サロメ」よりフィナーレ「ああ!私にキスさせてくれなかったわね」』
インゲ・ボルク(Sp/サロメ), シカゴ交響楽団(録音:1955年12月10日)
『楽劇「ばらの騎士」より「ワルツ」』(ライナー編)
シカゴ交響楽団(録音:1957年4月15日)

<Disc8>
『交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1956年9月)
『交響詩「死と変容」Op.24』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(録音:1956年9月)

<Disc9>
『家庭交響曲 Op.53』
シカゴ交響楽団(録音:1956年11月5日)
『ブルレスケ』
バイロン・ジャニス(P), ~シカゴ交響楽団(録音:1957年3月4日)

<Disc10>
『交響詩「ドン・キホーテ」Op.35』
アントニオ・ヤニグロ(Vc), ミルトン・プレーヴス(Va),ジョン・ウェイチャー(Vn), シカゴ交響楽団(録音:1959年4月11日)

<Disc11>
『交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」Op.30』
シカゴ交響楽団(録音:1962年4月30日~5月1日)
『交響詩「ドン・ファン」Op.20』
シカゴ交響楽団(録音:1960年2月6日)

【演奏】
フリッツ・ライナー(指揮)
 
 ライナーというとシカゴ交響楽団を振って盛んにRCAに録音していたイメージが強いが、シカゴ以前はピッツバーグ交響楽団の常任指揮者でコロムビア・レコードに録音していた。また、50年代半ばから60年代前半まで、RCAはEMIに変えてデッカと提携していたようで、デッカに遺したVPOの録音も含まれている。
 
 さて、まずコロムビア時代の録音を取り出してみる。いずれも初出はSPとして販売されたものだ。音がややデットでテンポも速い。テンポの方はシェラック盤の収録時間が関係しているのかもしれない。ピッツバーグ交響楽団はシカゴ交響楽団に比べていささか荒いという印象も受ける。しかし、このBOXはこのコロムビア時代の録音があるのに価値があると思う。ここのCDはLP時代のデザインの紙ジャケットに入っている。本当は紙ジャケットは管理上ありがたくないのだが、目は楽しませてくれる。

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