二人は南北戦争の激戦地ゲティスバーグに転送される。そこにはイタリアの政治家で著述家のマキャベリが1519年から転送されていて、両軍を天秤にかけて戦争を楽しんでいた...。
今回から二人がワープしている様を司令室で観察しているところが出てくる。前回の本篇からそういうふうになっていたが、このエピソードでそれが定着して最終回まで固定されている。
「君主論」で有名なあのマキャベリがアメリカの南北戦争の時代にいるというのが荒唐無稽だと言ってしまえば、それまでだが、発想を自由にしてこういうドラマに仕立ててくれるのが楽しいのである。1519年というと二人は中央アメリカでコルテスと遭遇するエピソードがあった。あの時にあるいはこのイタリア人を巻き込んだのかなと想像したりするのもこちらも楽しい。
マキャベリに扮したのはマラチ・スローンは、アメリカのテレビ映画作品でよくみかけた俳優の一人だった。「ミステリー・ゾーン」や「刑事コロンボ」などでも出演していた。どちらかというと悪役が多かった印象がある。