これは第一次大戦のエピソード。そこへかつてのローマ皇帝で暴君だったネロの亡霊が絡む。やや荒唐無稽な傾向はあるが、話としては面白い。最後に後のイタリアの独裁者ムッソリーニが伍長として登場する。亡霊はこの伍長に乗り移るというオチだった。それが意外と説得力があって面白かった。初見の時はまだ小学生だったが、イタリアが連合国側ということをこのドラマで初めて知ったのを覚えている。
なお、このエピソードもフォックス映画の旧作から転用されているシーンが多々ある。まず、行軍の様子は1957年の「武器よさらば」だと思われる。また一瞬トンネルの映像装置に映るローマ時代のシーンも旧作だが、題名は判明しない。