【収録情報】
CD1
ドヴォルザーク:
・交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
録音時期:1989年9月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:デジタル(セッション)
・テ・デウムOp.103
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)
ヤロスラフ・ソウチェク(バリトン)
チェコ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ルボミール・マートル)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
録音時期:1982年4月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:デジタル(セッション)
CD2
・弦楽四重奏曲第12番ヘ長調『アメリカ』Op.96
パノハ四重奏団
録音:1982年11月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:デジタル(セッション)
・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調Op.100
ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)
ヨゼフ・ハーラ(ピアノ)
録音時期:1995年4月
録音場所:プラハ、リヒテンシュタイン宮殿、マルチヌー・ホール
録音方式:デジタル(セッション)
・弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97
ヨゼフ・スーク(ヴィオラ)
スメタナ四重奏団
録音時期:1973年6月
録音場所:プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
録音方式:ステレオ(セッション)
CD3
・森の静けさOp.68-5
・ロンド ト短調Op.94
ミロシュ・サードロ(チェロ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
録音時期:1976年10月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:ステレオ(セッション)
・ユモレスク第7番変ト長調Op.101-7
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
録音時期:1983年3月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:ステレオ(セッション)
・組曲イ長調Op.98b
プラハ・フィルハーモニア
ヤクブ・フルシャ(指揮)
録音時期:2006年3月
録音場所:プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
録音方式:デジタル(セッション)
・チェロ協奏曲ロ短調Op.104
ヨゼフ・フッフロ(チェロ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
録音時期:1975年10月、1976年2月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:ステレオ(セッション)
CD1
ドヴォルザーク:
・交響曲第9番ホ短調Op.95『新世界より』
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
イルジー・ビエロフラーヴェク(指揮)
録音時期:1989年9月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:デジタル(セッション)
・テ・デウムOp.103
ガブリエラ・ベニャチコヴァー(ソプラノ)
ヤロスラフ・ソウチェク(バリトン)
チェコ・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:ルボミール・マートル)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
録音時期:1982年4月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:デジタル(セッション)
CD2
・弦楽四重奏曲第12番ヘ長調『アメリカ』Op.96
パノハ四重奏団
録音:1982年11月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:デジタル(セッション)
・ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調Op.100
ヨゼフ・スーク(ヴァイオリン)
ヨゼフ・ハーラ(ピアノ)
録音時期:1995年4月
録音場所:プラハ、リヒテンシュタイン宮殿、マルチヌー・ホール
録音方式:デジタル(セッション)
・弦楽五重奏曲第3番変ホ長調Op.97
ヨゼフ・スーク(ヴィオラ)
スメタナ四重奏団
録音時期:1973年6月
録音場所:プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
録音方式:ステレオ(セッション)
CD3
・森の静けさOp.68-5
・ロンド ト短調Op.94
ミロシュ・サードロ(チェロ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
録音時期:1976年10月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:ステレオ(セッション)
・ユモレスク第7番変ト長調Op.101-7
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
録音時期:1983年3月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:ステレオ(セッション)
・組曲イ長調Op.98b
プラハ・フィルハーモニア
ヤクブ・フルシャ(指揮)
録音時期:2006年3月
録音場所:プラハ、ドモヴィナ・スタジオ
録音方式:デジタル(セッション)
・チェロ協奏曲ロ短調Op.104
ヨゼフ・フッフロ(チェロ)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ヴァーツラフ・ノイマン(指揮)
録音時期:1975年10月、1976年2月
録音場所:プラハ、ルドルフィヌム
録音方式:ステレオ(セッション)
1892年から95年にかけて、ドヴォルザークは乞われてニューヨークのナショナル音楽院に赴任したのは有名な話だが、そのアメリカ合衆国で過ごした時代に光をあてたBOXである。厳密に言えば、CD1の「テ・デウム」は自国で作曲したが、赴任した年がコロンブスのアメリカ大陸発見400周年にあたるので、アメリカのために書かれた作品だ。しかし、赴任した直後の歓迎演奏会で同作品は初演されていて、これがアメリカ時代の幕開けになった作品ではある。その後、望郷の念にかられながら、過ごした3年のアメリカ生活の集大成がこれで知ることができる。
アメリカ音楽は当時まだヨーロッパの模倣のような状態だった。ペインとかマグダウェルといった作曲家は存在したが、彼らの作品はリストやブラームスの影響が大きいものを感じる。しかし、黒人たちの奏でる音楽や先住民の音楽に独特なものを感じ取り、これらの作品にも色濃く反映させている。お馴染みの「新世界から」は何かアイルランドあたりの船乗りの歌みたいなものを感じるがどうだろう。それに母国の要素が合わさって、この時代のドヴォルザークの作品は一種独特の味わいがあるように思う。