1.春の祭典
2.ピアノとオーケストラのためのカプリッチョ
3.詩篇交響曲
【演奏】
ミシェル・ベロフ(ピアノ)…2
イギリス・バッハ祝祭合唱団…3
レナード・バーンスタイン(指揮) ロンドン交響楽団
2.ピアノとオーケストラのためのカプリッチョ
3.詩篇交響曲
【演奏】
ミシェル・ベロフ(ピアノ)…2
イギリス・バッハ祝祭合唱団…3
レナード・バーンスタイン(指揮) ロンドン交響楽団
【収録】
1972年4月8日 ロンドン ロイヤル・アルバート・ホール
バーンスタインはNYPの音楽監督を辞し、ヨーロッパに軸足を変えていったが、これはそうした過渡期の記録と思われる。LSOにはしばしば客演していて、馴染み深い関係ではあった。この演奏会はストラヴィンスキー没後1周年で開催された追悼コンサートの模様である。
観客にとっては「春の祭典」がいちばん馴染みのあるレパートーリーでこれがフル編成となった唯一の演目。後は次第に変則的にオーケストラの編成がなっていく。ピアノと管弦楽のためのカプリッチョは弦楽器のプルト数は大幅に減り、配置も通常とは違う。それが詩篇交響曲になると、ヴァイオリンとヴィオラを欠いた編成になってゆく。一方で管楽器はあまり減っていないというちょっとした逆転現象が映像で確かめられる。また、デニス・ウィックやジョン・フレッチャーといった往年のメンバーの姿も見受けられそちらも興味をそそられた。最後の詩篇では映像の状態がひどい部分があって、静止画像を挿入し、音は生かしたという構成になっている。
なお、詩篇交響曲はレコード化されていて、アビー・ロード・スタジオで収録され、コロムビアから発売された。今はCDにもなっているが、日付を確認したら、同じ日になっている。出演者は全く同じ。演奏会の後なのか先なのかはわからないが、かなりハードなスケージュールだったのかと驚く。