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Channel: 趣味の部屋
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プッチーニ:歌劇「西部の娘」(スウェーデン王立歌劇場)

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【演奏】
ニーナ・ステンメ(S ミニー)
アレクサンドルス・アントネンコ(T ディック・ジョンソン)
ヨン・ルンドグレン(T ジャック・ランス)
ニクラス・ビョーリン・リイェール(T ニック)
ミヒャエル・シュミードベルガー(Bs アシュビー)
オラ・エリアソン(Br ソノーラ)
カール・ロンボ(T トリン)
グンナール・ルンドベリ(Br シド)
リヌス・ベリエソン(Br ベッロ)
コニー・ティマンダー(T ハリー)
マグヌス・キーレ(T ジョー)
クリスティアン・フロール(Br ハッピー)
イアン・パワー(Bs ラルケンス)
アラール・ピントサール(Bs ビリー・ジャックラビット)
アグネータ・ルンドグレン(Ms ウォークル)
ヨン・エーリク・エレビ(Bs ジェイク・ウォーレス)
アントン・エリクソン(Br ホセ・カストロ)
ヨン・ニルソン(T 郵便配達夫)
ピエール・ジョルジョ・モランディ(指揮)スウェーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団

クリストフ・ロイ(演出)
ヘルベルト・ムラウアー(舞台装置,衣装)

【収録】
2012年2月
 
 プッチーニの西部劇オペラだが、スウェーデン王立歌劇場というのがちょっと珍しい。ここは有名なオペラハウスなのに、CDも含めたソフト発信があまりないのだ。
 
 まず、幕が開く前にスクリーンにヒロインが西部の荒野を馬で走る映像がモノクロでしかもスコープサイズで映される。そして銃を構えてカメラにやってくるとスクリーンを破って、本物のヒロインが登場するというオープニングはなかなか面白い。この映像を映すのは劇中でも同じ姿をモノクロでセットの壁に映し出したりする。セットも至極シンプルでコストを切り詰めた感じだが、工夫でそれなりの雰囲気を出しているのには感心した。
 
 ただ、冒頭は音楽の流れがちょっと滞留したような感じで、ここがもっとうまくいったら良かったのにと思う。このオペラはそんなに有名なアリアもない。時折ラグタイムから転用がアメリカらしい感じを醸しだす。
 
 ヒロイン、ミニー役のニーナ・ステンメは豊穣な声だが、ややトウが立ったような感じではあった。もっとも蝶々夫人やミミといった可憐な役柄ではなく、生娘だがあばずれという設定でなかなか表現が難しいとも思った。ミニーというとディズニーのキャラクターを思い浮かべてしまう。

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