【収録情報】
Disc1-3
● ワーグナー:『ローエングリン』全曲(録音時期:1958年)
シャンドール・コーンヤ(ローエングリン)
レオニー・リザネク(エルザ)
アストリッド・ヴァルナイ(オルトルート)
エルネスト・ブランク(テルラムント)
キート・エンゲン(ハインリヒ)
エーベルハルト・ヴェヒター(軍令使)、他
Disc4-6
● ワーグナー:『タンホイザー』全曲(録音時期:1955年)
ヴォルフガング・ヴィントガッセン(タンホイザー)
ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(ヴォルフラム)
グレ・ブロウェンスティーン(エリーザベト)
ヘルタ・ヴィルヘルト(ヴェーヌス)
ヨゼフ・グラインドル(ヘルマン)、他
Disc7-10
● ワーグナー:『ニュルンベルクのマイスタージンガー』全曲(録音時期:1957年)
グスタフ・ナイトリンガー(ザックス)
ヨゼフ・グラインドル(ポーグナー)
エリーザベト・グリュンマー(エーファ)
ヴァルター・ガイスラー(ヴァルター)
カール・シュミット・ヴァルター(ベックメッサー)、他
アンドレ・クリュイタンス指揮 バイロイト祝祭管弦楽団・合唱団
クリュイタンスは、フランスものだけでなく、ドイツものもよく指揮したということを聞かされていた。ベートーヴェンはBPOとのEMIのセッション録音があるが、バイロイトにも登場したというのは文献のみ知識だった。それがこうして録音として聴けるのはありがたい。モノラルながら、「ローエングリン」の第1幕を聴いている限りはたいへん聴きやすい状態のものである。放送音源としてバイエルンの放送局が所蔵していたものだろうか。とにかく、鮮明な音質である。オーケストラも透明な音のように聴こえるのは気のせいか。トスカニーニが登場した時のように、新鮮な印象を与えたのではなかろうか。