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Channel: 趣味の部屋
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プッチーニ:歌劇「ラ・ボエーム」(映画版:1965年)

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ミミ(お針子)/ミレッラ・フレーニ(ソプラノ)
ムゼッタ(女店員)/アドリアーナ・マルティーノ(ソプラノ)
ロドルフォ(詩人)/ジャンニ・ライモンディ(テノール)
マルチェルロ(画家)/ローランド・パネライ(バリトン)
ショナール(音楽家)/ジャンニ・マッフェオ(バリトン)
コルリーネ(哲学者)/イヴォ・ヴィンコ(バス)
ブノア(家主)、アルチンドロ(枢密顧問官)/カルロ・バディオリ(バリトン)
パルピニョール(おもちゃの行商人)/フランコ・リッチャルディ(テノール)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団

制作時期:1965年4月,5月(ミラノ、スカラ座)
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
舞台装置:ポール・ハフラング
衣装:マルセル・エスコッフィアー
映像監督:ヴェルナー・クリーン
 
 どうも映画になったオペラには懐疑的なものがあった。やはり観客がいるライヴ映像がいいと思うのだが、例外的に価格が下がったの機会に手に取ってみた。思えば、フルトヴェングラーによる「ドン・ジョヴァンニ」やラトルの「ポーギーとベス」もオペラ映画であった。それとまず同じような雰囲気の映像である。演奏と所作は別テイクのようで、観ていて若干の不自然さはあるが、このオペラはどういうものかというのでは詳細まで見られて面白い。つまり実演を生で鑑賞してもどうしても細部の所作や小さな動きはわからないからだ。映画だとアップしたりして強調されるからだ。
 
 さて、演出は極めてオーソドックス。1年余り前に観たベルリンの公演とは違って、変な読み替えがないのがいい。時代も当初の設定通り、ちゃんとカフェになっていて、キャバレーではない。演奏も最上でいうことがない。

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